米国自治領サイパンの遺構(その4)
ここはパウパウビーチの付近です。この地図の番号19のところです。
海岸のすぐそばにマンホールの蓋ような物がありました。こんなところに下水が必要なのでしょうか。一体何でしょう。
上のマンホールの蓋の近くにマンホールのような物が海岸に平行に沢山並んでいました。写真の左側が海岸になります。もしかしたら上陸してくる敵兵を迎え撃つための銃座の跡かも知れません。しかしこれは全くの想像です。
上の写真のマンホールの蓋の列の端の部分です。白丸のコンクリートが木の根によって地面から浮き上がってしまっています。コンクリートの厚さは20cmほどでその下は土です。下水などではない様です。
木が鬱蒼とした海岸で見つけました。非常に見にくいのですが、何かトラックのような物の残骸です。左の白丸はタイヤで右の白丸は自動車の差動機と車軸のように見えます。
車軸の近くには少し小さめのゴム製のような車輪が3個ありました(白丸)。
これはキャタピラの駆動車輪ではないかと思われます。タイヤ、キャタピラ用駆動車輪と小さな車輪を考えあわせると、前輪がタイヤで後部がキャタピラの輸送用トラックの残骸ではないでしょうか。ただし、これは米軍のものか旧日本軍のものか判りません。もしかしたら戦後の物かも知れません。誰にも知られずにひっそりと崩れていく姿を見ていると、想像をかき立てられます。
制作 2001年5月20日