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愛知航空機(株)永徳のスリップ(その1)

 ここは愛知県名古屋市港区野跡5丁目。太平洋戦時中ここに愛知航空機(株)永徳工場がありました。敷地が少し縮小されていますが、同じ場所で愛知機械(株)として自動車の製造を行っています。
 現在、永徳という地名は消失していますが、愛知航空機があったところは永徳新田と呼ばれていました。

 写真は水上機を海へ下ろすための傾斜面でスリップと呼ばれるものの全景です。リンクした地図からスリップの全容を掴むことが出来ます。


 スリップの上に来てみました。中央に見えるのは監視用の突堤だそうです。


 突堤の先には階段が付いています。


 別の方向からの突堤の様子です。


 白丸の中の白いものはスリップの中央を示す印です。陶器製のようです。これが海に向かって一列に並んでいます。


 もう少し陸(工場)の方に寄ってみました。こんな感じに並んでいます。


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参考文献: 戦時下・愛知の諸記録95 発行者 あいち・平和のための戦争展実行委員会
      戦時下・愛知の諸記録96 発行者 あいち・平和のための戦争展実行委員会
      愛知の戦争遺跡ガイド 改訂版 発行者 あいち・平和のための戦争展実行委員会

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制作 2000年4月29日